オオサカジン

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『ソラ*イロ』は私が見てる世界、私が作る世界です。

2009年07月11日

どこから来たの?

と、物静かな横顔に聞いてみた。
どこから来たの?
ある日の夕方。

出かけた近所の河川敷。

オレンジの夕日を浴び、悠然と佇む珍しい姿があった。

私にとっては昔懐かしい顔。

向こうにとっては初対面。

別に人見知りしているわけでもないだろうけれど、

彼、もしくは彼女は何も言わずジッと川辺を見つめていた。

問いかける私に目もくれない。

だから私は勝手に横に腰かけ、横顔を眺める事にした。

最後に触れたのは、見たのは何年前だろう?

懐かしさを覚える小さな小さな姿。

昔の記憶にあるその姿は今よりずっと大きかったのに。

私の前に現れたソレは小さく見える。

もちろん私が大きくなったから。

懐かしくもあり、寂しくもあり、嬉しくもある、なんとも不思議な出会い。


「どこから来たの?」
どこから来たの?

私はもう一度問うてみた。

けれど彼、彼女はやっぱり何も言わない。

水面に映る沈み逝く太陽の姿を眺めながら。

一日の終わりをただただ、見守っているようだった。






たまにはこんな物語風に。


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Posted by ゆもこ at 00:57│Comments(2)私の世界
この記事へのコメント
きっと、『今日』を感じ、『明日』を生き抜く。

それは必然に、それは偶然に。



本人の欲することとは別の次元で

『ゆもこさん』と出会い、そして『会話』が出来た。

それは『偶然』



キレイな夕焼けに誘われるように

川岸に向かった『ゆもこさん』

そこで出会った小さな『キミ』

『キミ』に対して、優しい感受性で話せた『ゆもこさん』

それは『必然』



それぞれが織り成す、コトバを超える『会話』


ホント聞こえてきそうで。


コチラまで『久しぶり』を実感できました (^-^)
Posted by kazunoichi at 2009年07月13日 15:38
>kazunoichiさん
こんばんは!
返信激遅で申し訳ありません(汗

あの出会いは『偶然』であり、『必然』だった・・・
本当にそうかもしれません。
カメラを持ってふらっと出かけたくなったのは
kazunoichiさんのおっしゃるとおり『必然』だったのかなぁ、とか。
あの子に呼ばれたからかなぁ、なんて勝手な妄想を繰り広げてみたり(笑)

どんなに忙しくても大変でも、『偶然』を受信できるアンテナは外に向いていたいですね。(*´∇`*)
Posted by ゆもこ at 2009年07月18日 01:16
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